Devilish heart
01.Main chapter - Extra2
シアン登場prev
「や、やめ…!汚れちゃうよ…。」
「そんなの、後で元通りにしてやるから。」
毎月訪れてしまう自然現象に、鈍く痛む下腹を暖めるという名目で
大人しくアクルクスの腕の中に収まっていたアオだったが…
体を探られ続け、いつしか抵抗力が無くなった後に脱がされた下着に
其処から滴る血液を感じ、アオは恥ずかしさに泣きそうな表情になっていた。
「アオの体液は全部、俺にとってご馳走なんだよ。」
「なら、尚更やだぁ…離して…っ///」
立ち上がろうにも、すでにふわふわと全身を包む脱力感に、体が動いてくれない。
甘い吐息を零しつつ拒否の言葉を口にするアオだったが、アクルクスはやめようとはしなかった。
掬い取るように指先を動かし、手先に付いたアオの暖かみを感じつつ
美味しそうに目を細めると、アクルクスはその指を口元に運んでいき、咥える。
驚きに苦い表情をするアオの柔らかな胸を玩びながら、見せ付けるように舐めてやると
何かいけないことをしてしまった子供のような表情をされ、更に止まらなくなってしまった。
「あぁ…舐めちゃった…。」
「アオの味がする。濃い血の匂いも、最高だな。」
「…ばか…。嫌い…。」
「なら感じるなよ。…ほら、ちょっと弄っただけでもうこんなだ。」
舌で自分の手に付いた血液を舐めとりながら、もう片方の手でアオの其処に刺激を与える。
存在を示すようにぷっくりと熟れた箇所を、親指の先でくすぐりながら
赤く染まった内部に指を挿入すると、先ほどとは違ったぬるみを感じた。
ひくひくと吸い付くように、アクルクスを奥へと誘う内部は、
いつも以上に感じているアオの様子を示している。
そのままわざと音を響かせるように、指を動かすと
どうして良いか分からないといったアオの表情が切なげになり、ひくんと体が揺れ始めた。
「体は正直だよな。」
「そこ…ダメぇ…、…ぁっ!」
「そんな声出されたら、我慢できなくなる…。」
いつの間にか取り出されたアクルクス自身が、ぬるりとアオの其処に滑る。
指を引き抜かれ、熱く猛ったものを入れられるわけでもなく、そのまま何度も擦り付けられ
目の前でいやらしく赤く染まって行くアクルクスに、アオは耐え切れなかった。
「……入れていいんだろ?」
耳元で甘く囁かれ、最早頷くことしか出来ないアオは
結局この日も、アクルクスの行動に翻弄されるがままとなってしまった。
それこそいつも以上に、啼かされ続けて。
end