FILE:03 SCENE
Another Gate

Devilish heart





~ラプンツェルの塔にて~

「たーだいまv…って、またお前もいんのかよ;」
(宝石店の袋片手に、なぜかこっちにご帰宅のヘル)
「うおっ!?どちら様ですか?…ってヘルかー。
 私はファイル整理アオちゃんに手伝って貰ってたんだもんねv」(同じく、ちゃっかり居るソウ)
「おかえり。(って言うのかなこの場合…)ヘルくん凄いかっこだね。」
(ソファーでお昼寝アクルクスに膝を貸したまま、散らばった紙類を纏めてるアオちゃん)
「アオ~疲れたっ!」(ごてごてな格好のまま、アオちゃんの背後に回り抱きついてすりすり)
「…騒がしいな…。(ちっ。いいとこだったのに。←アオちゃんの夢見てた?)」
「あ、ごめんアクル。起こしちゃったかな。」(よしよし、とまた寝かしつけようとする)
「……まあ、アオが楽しいならそれで許す。」(撫でられた手を取り、軽く口付けるアクルクス)
「―――あれ、何かと思ったらおみやげ、ヘルの写真ばっかじゃん…(イラネ)」
(すでに袋を開けてるソウ)
「俺も仕事だったんだよ!あの"Lucifer"の宣伝モデルv(自信満々)すげーだろ。」 
「えええっ!?ヘルにしてはでかい仕事っ!!凄いじゃん!!」(大興奮のソウ)
「あれ、この宝石店て・・・。」(ノベルティ見て、ブランド名に覚えがある様子のアオちゃん)
「ん?どうしたアオ?」(←ヘル)
「えっ・・・(ギクリ)あの、何でもないよ。」
「そういえば一ヶ月前に、俺の所にも来たな。」(眠そうにしながら、さらりと言っちゃうアクル)
「(アクルー!言っちゃ駄目だよそういうこと。)」(←慌てるアオちゃん)
「ええええぇっ!?」(←ソウ)
「はぁっ!?マジで!?…つか、俺この仕事受けたの先週…」(ちょっとショックなヘル)
「で、何で断っちゃったの?」(興味津々)
「見世物になる気はない。それに…。」
「それに?」
「"アオと一緒なら出てやってもいい"って言ったら、アオに断られた。」
「だって・・・恥ずかしいし。ヴィラさんにも"あまり公の場に出るな"って言われてるし。」
「ええええええぇ!?それ、すごい見たかったなぁぁぁ…」(項垂れるソウ)
「俺に"Lucifer"をやれって言うなら、"Lilith"役でアオがいても可笑しくないだろ?」 
「でも、もう終わったことだし。(ヘルくんがさっきから動かなくなってるよ。)」

「…俺、"Lucifer"より"Lilith"やりたかったかも。(もっかい売り込んでこようかな)」 

『そっちかい!!』


end

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